燕市のアスファルトルーフィング——屋根防水シートの種類・劣化・交換費用を解説

2026/4/27 14:02

アスファルトルーフィングとは

ルーフィングの様子

アスファルトルーフィングは、有機系の基材(フェルト・不織布など)にアスファルトを浸透させて作られた防水シートです。屋根材(スレート・ガルバリウム鋼板・瓦など)の下、野地板(木材下地)の上に敷かれます。

屋根の防水は「屋根材 → ルーフィング → 野地板」という多層構造で成立しています。屋根材だけで完全に雨水を防いでいるわけではなく、強風・台風などで屋根材の隙間から雨水が入ってきたとしても、ルーフィングが「第2の防水ライン」として雨水の室内への侵入を防ぎます。

逆に言えば、ルーフィングが劣化・破損すると、雨水が野地板(木材)に到達して腐食が始まり、最終的に室内への雨漏りへとつながります。

ルーフィングの種類——アスファルト系から高耐久品まで

ルーフィングにはいくつかの種類があります。どれを選ぶかは屋根の形状・耐用年数の目標・予算によって異なります。

アスファルトルーフィング940(標準品)

JIS A 6005に規定された標準的なアスファルトルーフィングで、「940」という数字は単位面積あたりの質量(940g/㎡)を示します。施工費用が低く、新築・リフォームで最も多く使われてきた製品です。耐用年数は20〜30年程度とされていますが、施工環境によって差が出ます。

改質アスファルトルーフィング(高耐久品)

アスファルトに改質材(SBS・APP)を加えることで、耐熱性・耐寒性・耐久性を向上させた高耐久品です。耐用年数は35〜50年以上とされており、標準品より長期間使用できます。価格は標準品の1.5〜2倍程度ですが、屋根の葺き替えを長期間しないつもりで施工する場合は、高耐久品を選ぶことをお勧めします。

透湿ルーフィング

防水性を持ちながら湿気を外部に透過させる透湿タイプのルーフィングです。屋根内部の結露対策として採用されることがあります。透湿ルーフィングの具体例として遮熱ルーフエアテックス(フクビ)も比較材料になります。

JIS項目(単位面積質量・引張強さ等)の見方はアスファルトルーフィング製品情報(日新工業)が参考になります。

燕市でルーフィングの状態が特に重要な理由

燕市は新潟県に位置し、日本海側の豪雪地帯です。積雪量の多い冬、屋根材には大きな荷重がかかります。積雪の重みで屋根材の接合部が変形すると、そこから水が入ってルーフィングに達するリスクが高まります。

また、春の融雪時には大量の水が一気に流れるため、劣化したルーフィングは水の浸入を防ぎきれないことがあります。さらに気温の低下による凍結・解凍サイクルは、ルーフィングの老化を加速させます。

このように燕市の積雪・凍害環境では、ルーフィングの劣化が他の地域より早く進みやすい傾向があります。屋根工事をする際に「ルーフィングの状態はどうですか」と業者に確認することが重要です。凍結リスクの目安として新潟県防災ポータル(燕市の警報・注意報)も日常的に確認するようにしましょう。燕市での屋根雪対策:積雪から家を守る安全ガイドも参考にしてください。

ルーフィングの劣化と交換が必要なタイミング

棟のアスファルトルーフィング

ルーフィングは屋根材の下にあるため、普通は外側から直接確認できません。劣化しているかどうかは、以下のサインから間接的に判断できます。

室内や天井のシミ・水の浸入

ルーフィングが破れると雨水が野地板に到達し、室内への雨漏りが始まります。天井のシミや壁紙の剥がれは、ルーフィングの劣化を示している可能性があります。新潟の雨漏り修理はプロにお任せ!原因特定から台風対策まで徹底解説!も参考にしてください。

屋根材の撤去時に確認

葺き替え・カバー工法の施工時に屋根材を撤去すると、ルーフィングの状態を直接確認できます。破れ・穴・腐食が見つかった場合は、屋根材と合わせてルーフィングも交換します。

築20〜25年以上の住宅

標準品のアスファルトルーフィング940の耐用年数(20〜30年)を超えた住宅では、ルーフィングの劣化が進んでいる可能性があります。屋根材の状態と合わせて点検を受けることをお勧めします。

屋根の層構成(屋根葺材・ルーフィング・野地板)は国交省資料(設計・施工編PDF)の断面図でも確認できます。

ルーフィングの交換費用と施工の流れ

ルーフィングの交換は、単体で行うことは基本的になく、屋根の葺き替え工事の一部として行われます。既存の屋根材を撤去した後、新しいルーフィングを張ってから屋根材を設置する流れが標準的です。

燕市エリアの30坪の住宅を目安にした費用の参考です(足場代込み・屋根材はガルバリウム鋼板の場合)。

  • カバー工法(屋根材を重ねる・ルーフィング不要の場合もあり): 80〜130万円程度

  • 葺き替え(ルーフィング含む全面交換): 100〜160万円程度

屋根材のみのカバー工法ではルーフィングをそのままにするケースもありますが、劣化が進んでいる場合はカバー工法の前にルーフィングのみを先行交換する工法もあります(野地板を増し張りしてルーフィングを新設する方法)。

費用は屋根の形状・面積・使用するルーフィングの種類によって変わります。正確な費用は現地確認が必要です。見積の妥当性を第三者目線で確認したい場合は住まいるダイヤル(リフォーム見積チェック)も活用できます。

まとめ

燕市でのアスファルトルーフィングの役割・種類・費用をお伝えしました。

  • アスファルトルーフィングは屋根材の下に敷く防水シート。屋根の「第2の防水ライン」として雨水の浸入を防ぐ

  • 種類は標準品(940)・改質アスファルト(高耐久)・透湿タイプ。長期使用を想定する場合は改質アスファルト品が有利

  • 燕市の積雪・凍害環境では、ルーフィングの劣化が早く進む傾向があるため定期点検が重要

  • 交換は葺き替え工事の一部として行われる。費用目安は葺き替えで100〜160万円(30坪・足場込み)

R-CRAFTは創業80年余り、燕市で長年の実績を持つ屋根・外壁専門業者です。屋根の無料点検・見積もりを承っています。「ルーフィングが心配」「屋根の状態を確認したい」という方はお気軽にご相談ください

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